つづき～剱岳【Ⅱ】・・・（４１８８）

ザックを二人分背負って片手で鎖を握り、右手でカメラの☆彡異邦人も冷や汗が出た。

余りの怖さに上さんが固まってしまったので、上さんのもとへ行き落ち着いて三点支持を促し
ゆっくりと前を良く見て進むことを指示したことで何とかクリアーしたが、


次の難所にも立ちはだかります。女性の足では小幅なので右足の置き場に届かない。
これもゆっくり落ちついて何とかクリアー出来たが、蟹の横這いの難所が続くところだ。

今度は、鎖場の直登。ここは今までに上さんが登って来たことを学習するだけで安心です。

山頂へ到着。先に山頂に登っていた人が撮ってくれるというので、二人で記念写真です。

ガスが懸かっていて周りは何も見えませんでしたが、満足感でいっぱいの上さんでした。

暫くして下山は、はしごと岩場の急峻を下ります。風が出てきて寒くなってきていた。

下山は危険が多く、落石や浮石などに注意して下ります。

幾らか視界も広がり、北アルプスの山々も見え始めてきた。身体もだいぶ暖かくなってきた。

先ほど登ってきた剱岳の山容が、ガスの切れ間から見えてきた。雄大で険しいせり上がりを
持っている山だけに、雪をも寄せ付けない鋼鉄のような岩ぶすまは剣山そのものであった。

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今日の一曲　/　「剣岳」